交通事故コラム

事故でお困りの苅田在住の方へ

  • 更新日:2020.4.9
  • 投稿日:2016.10.21

事故でお困りの苅田在住の方へ

トラック

交通事故の場合、事故を起こした加害者と巻き込まれた被害者の双方の説明が一致するとは限りません。
苅田町もトラックによる交通死亡事故などが起こりやすい環境にあるようですが、交通死亡事故ともなれば被害者の方からの証言は得られないわけですし、たとえ交通死亡事故ではなかったとしても、事故に巻き込まれる時は瞬時のことで、その時の状況が記憶に残っていないことも多いでしょう。

それでも、最近はドライブレコーダーを取り付けている車が増えたために、双方のドライブレコーダーを検証することで、交通死亡事故の原因究明が可能になるケースも増えているようです。ただ、車外の状況は記録されていたとしても車の中の詳細まではわかりにくく、加害者がどんな状態で車を運転し、どんな違反行為をしていたのかまではわからない場合もあります。

そして、周囲に防犯カメラもなく、もし目撃者もいなければ、どちらの説明に信憑性があるかを判断することになるでしょうが、被害者が大きな損傷を負い、遷延性意識障害によりまったく事故の状況の説明などできないということもあります。

遷延性意識障害はいわゆる植物状態と言われるように、重度の昏睡状態を示しているわけですが、回復は難しくほぼ寝たきりの状態が続くことになります。

そのために、誰かの手による介護が必要となりご家族のご負担も大きなものとなります。おそらく、死亡事故でなかったと安心したのも束の間で、再び絶望の淵に立たされることもあるでしょう。また、脊髄損傷などによりマヒが残り、思い通りにしゃべれない、文字もかけないというケースもあるかもしれません。

交通事故により頭部の損傷がある場合は、高次脳機能障害が起こることもあり、事故当時の記憶が確かでない場合もあるでしょう。

もちろん、被害者の方が亡くなられた交通死亡事故場合は、当事者として事故を起こした加害者だけが残っているわけですから、その弁明にも釈然としないものが残ってしまうものです。

そして、交通死亡事故の場合は、亡くなった被害者とそのご遺族に対する慰謝料や逸失利益、葬儀に掛かる費用などによって損害賠償額が決まるわけですが、場合によっては加害者側が被害者にも非があったと主張して交渉がこじれてしまうこともあるようです。

また、身体のマヒや意識障害などが残れば、その状態が一生続くことも多く、その不自由な生活を少しでもカバーするために、加害者に対して慰謝料などの損害賠償を要求することになりますが、入院費用や手術費用、リハビリに掛かる費用、そして逸失利益のほかにも、介護費用なども含めて賠償請求することになります。

ただし、加害者がどんなに頭を下げて謝罪してくれたとしても、納得いくだけの損害賠償額が提示されるとは限りません。その判断のもとになるのが後遺障害等級です。

実は、保険会社からの提案があまりに予想とかけ離れていて、憤慨して弁護士にご相談いただき、後遺障害等級認定を覆すことができて賠償額が増えたケースもありますので、納得できない時は、交通死亡事故後の交渉を何度も経験している菅藤法律事務所にご相談ください。

実は、苅田町で発生した交通事故には、トラック2台に轢かれるという交通死亡事故もありました。

苅田町は、自動車工場をはじめとして、臨海工業都市として発展していることもあり、道路・港・空港を利用した物流が整備されているため、トラックなどの交通量もかなり多いはずです。そのため、苅田町では年末年始にトラック輸送が一層増えることから、トラック交通事故防止対策のイベントなどが開催されることがあるようです。

そんな苅田で、これまでに発生した交通事故の中でも、2度もトラックに轢かれる事故ということで、大変痛ましい事故でした。おそらく、2度轢かれたということは、後から轢いてしまったドライバーが気付いて通報したのかもしれませんが、最初に事故を起こした車が判明しないようなケースもあるでしょう。

ただ、1度目の事故で被害者の方がすでに亡くなっていたのか、それとも2度目の事故で亡くなったのか、など死亡時期を特定するまでの調査が長引くこともあります。そして、責任の在りかがはっきりして、損害賠償請求を行えるようになるまで、かなり時間がかかるかもしれません。

この苅田での事故と同じような交通事故は、日本のあらゆるところで発生しています。夜間のひき逃げ事故で、
倒れている人物に気付かずに轢いてしまったという事故もあります。さらに、高速道路で事故に遭い、車両を路肩に止めて車の外に出ていたところ、轢かれてしまったという事故もあります。

他の車に後ろから衝突された車が歩道に乗り上げ、歩行者をはねてしまったという事故のニュースもたびたび目にします。

このように、責任のありかを争うような交通事故が多数発生していますので、もし、被害者や被害者家族となってしまった場合は、早い時期に弁護士に相談されることをお勧めいたします。しかも、様々な交通事故事例を多く経験している弁護士を選ぶことお勧めします。もちろん菅藤法律事務所では、これまで多数の案件を手がけておりますので、苅田での交通事故は菅藤法律事務所にお任せください。

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