交通事故コラム
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交通事故コラム
「交差点を直進していたバイクと、対向方面から右折してきた自動車が衝突し、バイクの運転手は搬送先の病院で死亡が確認されました。」というような悲惨なバイク事故のニュースを耳にすることも多いかと思います。
バイクは車とは異なり、身体が外に露出された格好での走行となるため、事故に巻き込まれた際は激しい衝撃を直接身体で受けることになります。そのため、双方の速度によっては命まで失う死亡事故となってしまう可能性も高いといえます。
かろうじて命は助かったというバイク事故の場合でも、手術を伴う大怪我や多数箇所の骨折により怪我をした部位に可動域が大きく制限される後遺障害が残ったり、バイク事故の際、ヘルメットは装着していたものの地面と衝突して頭に強い衝撃を受けてしまい、脳損傷により脳機能に深刻な悪影響をきたす後遺障害が残ってしまったケースも珍しくありません。
バイク事故によって後遺障害が生じた場合、加害者側から後遺障害に対する金銭補償を受けるためには、まず、どの程度の後遺症が残存しているかの審査を、加害者側の付保する自賠責保険に申請し、後遺障害の存在を認定してもらう必要があります。
申請方法としては、加害者側の損保会社に後遺障害診断書のみを提出して、そのほか必要書類は加害者側損保会社に揃えてもらうという事前認定という方法と、被害者自身で後遺障害診断書やそのほか必要書類をそろえて加害者側の損保会社を介さずに自賠責保険会社に提出するという被害者請求という2つがあります。
事前認定では病院にて記入してもらった後遺障害診断書を提出するだけで、それ以外の作業の多くは加害者側の損保会社に行ってもらうため、被害者が事務的な負担をあまり感じることなく申請を行うことができるというメリットがありますが、後遺障害診断書以外の資料は加害者側の損保会社にて用意されるため、形式的な必要最小限の資料だけしか送付されていないことが多く、被害者の残存した後遺障害の状態が自賠社に詳細に伝わらないまま後遺障害の有無や程度に関する審査が行われてしまうのです。
他方、被害者請求は後遺障害診断書や後遺障害の残存を裏付ける画像データや検査所見に関する書類、後遺症の残存が仕事や日常生活にどの程度影響しているのかについてまとめた資料などを被害者ご自身で作成・収集して申請を行うため、事務負担を感じることもある反面、後遺障害に関する詳細な資料を添付することができ、より豊富な資料をもって審査してもらうことになります。
とはいえ、バイク事故に巻き込まれて長期間苦しい治療にさらされたことに加えて、被害者が単身でバイク事故により残った後遺障害に関する申請の書類を万全にそろえるよう言われても、慣れない手続をすること自体を負担に感じるという方も多いのではないでしょうか。
後遺症の申請やバイク事故に関する交渉には専門的な知識や交渉力が必要となってくる場面もありますので、弁護士などの専門家への相談や依頼無しでご自身独力で、バイク事故に関する交渉や後遺障害申請に係る手続きを行うのは大変難しいです。
また、適切な損害賠償を受けるためには、早い段階で弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。早い段階からご相談いただくことで、交渉手続きに関する疑問や不安を解消することができ、今後の見通しを立てることで安心して治療に専念することもできるかと思います。
菅藤法律事務所ではこれまで25年以上にわたり2000件以上もの交通事故案件を解決して参りました。解決した交通事故案件のなかにはバイク事故も多数含まれておりますので、バイク事故に関する専門的な知識はもちろん、加害者側の損保会社との交渉、訴訟の経験も豊富ですので、ご相談・交渉のご依頼をいただいた際は、バイク事故の態様や被害者の方のご事情に合わせて抜かりのない交渉を行うことが可能です。後遺障害申請含めバイク事故に関することでお困りならぜひ菅藤法律事務所にご相談下さい。
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