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久留米市40代男性(14級)+女性

  • 更新日:2024.11.21
  • 投稿日:2024.11.21

 今回の交通事故の件は、何から何までお世話になりました。心より感謝申し上げます。
 長期間の治療や専門的なことなど、自分たちでは対応できないことを解決を見通した迅速な対応をしていただき助かりました。
 本当にありがとうございました。事務所の方も優しい対応をしていただきありがとうございました。
   
 信号機により整理された片側1車線道路と信号により整理されていない一時停止規制のある狭路が交差している交差点で、被害車両が信号に従い片側1車線道路を直進中、被害車両の右方狭路から進入してきた加害車両がアクセルとブレーキを踏み間違え、被害車両の運転席後部あたりに衝突してきて、被害車両を運転していた夫と同乗していた妻がそろって怪我をしました。

 

被害車両の修理費は130万円を超え、一見明白に全損といえる強い衝撃を受けたことから、衝突を受けた運転席側に乗車していた夫は安静治療をうけるために事故直後から入院する羽目になりました。

夫が退院となったタイミングで、相手損保に対して今後夫婦そろってどのように相手損保との交渉を依頼するか、なにぶん初めてのことだったのでインターネットで交通事故に強い弁護士を探されて、ご相談にお越しになりました。

 夫は退院直後で通院治療継続中、妻も通院治療継続中であったため、両人とも不幸にも治療の甲斐なく後遺障害が残存した場合には症状固定後に自賠責へ被害者請求を行い、後遺症の等級を確定させたのちに、加害者の加入する保険会社への賠償請求を行うという方針で受任することとなりました。さいわいにも、本件事故の被害者夫妻は弁護士費用特約に加入しておられましたので、両人とも弁護士料金の自己負担はありませんでした。

 その後、夫は退院後も治療のための通院を半年以上継続しましたが、頸部の痛みなどの症状が残存したため、後遺障害申請を行うこととなりました。受任時点が退院直後で通院治療継続中であったため、症状固定が到来した際に、被害者請求による後遺症申請のための書類を病院から徴求する際にも、スムーズに準備することができました。

 すべての資料を整えて、自賠社に後遺症申請した結果、画像所見など他覚的に神経系統の障害は証明される状況ではなかったのですが、治療経過や症状内容からみて、将来においても回復が困難と見込まれる障害と捉えられることから「局部に神経症状を残すもの」として、きちんと後遺障害等級14級9号の認定を受けることに成功しました。

 自賠社の後遺障害認定を踏まえ、相手損保に請求すべき損害額が確定したことから、加害者の加入する相手損保と損害賠償交渉を開始しました。
 治療費クスリ代・入院雑費・通院交通費・診断書などの文書料・入通院慰謝料・後遺症慰謝料・逸失利益、加えて被害者は自営業にて飲食店を経営されており、怪我により残存した症状のため事故以降は休業を余儀なくされていたため、その点に関しても確定申告書から休業損害額を算出し、相手損保へ賠償請求を行いました。
 相手損保との交渉の結果、訴訟に移行せずとも示談にて納得できる水準の金額まで相手損保からの回答を取り付けることに成功したので、訴訟ではなく示談交渉で事件終結させることとなりました。

 一方、同乗していた妻は入院はありませんでしたが、首に強い痛みを感じて言治療を続けていたものの、事故後数か月で特に医師から症状固定とも言われていないのに、相手損保の治療費対応は強行的に打ち切られました。打ち切られた時点でどうするか協議しましたが、たとえ自己負担でも身体が治る可能性があるからここで治療を中断することはやめたほうがよいと助言して国民健康保険に切り替えて通院を継続したところ、さいわい事故から約8か月かけて症状が改善し治ゆと医師から診断されました。

 治ゆにより相手損保に請求すべき損害額が確定したことから、主治医から治証明書を取り付けて加害者の加入する相手損保と治療費クスリ代・通院交通費・主婦休業損害・通院慰謝料・診断書などの文書料について損害賠償交渉を開始しました。相手損保はすんなり当方の主張を認めることはしなかったのですが、依頼者が早期解決を強く希望したことから、妻にご納得いただく形で、示談をとりまとめ事件終結となりました。

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