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福岡市南区30代女性の交通事故

  • 更新日:2021.6.14
  • 投稿日:2020.4.2

福岡市南区30代女性の交通事故

 いつも丁寧な対応で助かりました。結果もとても満足してます。ありがとうございました。

インターネットで交通事故に強い弁護士を探されてご依頼いただきました。幸い弁護士費用特約に加入されていたので、弁護士費用の自己負担はゼロでした。

この弁護士費用特約は、加入している自動車保険に知らず知らずのうちに付けられていることもあり、弁護士事務所等を訪れて初めてご自身の自動車保険に特約として付けられていることを知る方もいるようです。

交通事故の被害に遭って、加害者側の保険会社との交渉がスムーズに進まないために、多額の弁護士費用が掛かるものと覚悟して相談に来られた時に、自己負担なしで済むとわかれば、それだけでかなり安心される方もいらっしゃいます。

 福岡市南区にお住いのご依頼者の場合は、福岡市内で優先道路を走行する夫運転の自動車の助手席に乗車中、信号機のない交差点で脇からぶつかられて、人身被害に遭われ交通事故治療を受けることとなりました。

こういった信号機のない交差点は、人通りも車の走行も少ない交差点のように思われがちですが、実際には大通りの抜け道になっていることも多いため、たびたび出合い頭の交通事故が発生することもあり、大通り以上の慎重さが求められます。交差点での優先順位を無視して侵入しようとする車もあれば、優先順位を見落として侵入してしまう車。

中には、いつも使っている道路だからと気が緩んで侵入してくる車にぶつけられるような交通事故の被害に遭ってしまうこともあるでしょう。

たとえば、福岡市南区から中央区に向かう車の抜け道となっているルートの中には、道幅が狭いにもかかわらず交通量の多い場所もあり、いつ交通事故が起こっても不思議ではないでしょう。福岡の中心部は、朝や夕刻の通勤時間帯に福岡市郊外や市外からの車の進入が多く、渋滞を避けて抜け道に入り、そこで事故に遭遇して逆に時間がかかるケースもあります。

また、福岡市近郊には新設された道路の優先順位がわかりにくく、交通事故が多数発生していると注意喚起している場所もあるようです。

いずれにしても交通事故治療となれば、入院せずに済んだとしても治療費用だけでなく通院のための費用や、仕事を休んだり早退したりといった収入への影響など、目に見える負担だけでも大きなものです。

また、交通事故に遭う前と同じように身体を動かすことができないとなれば、それを支える手が必要であり、ご依頼者のように一家の主婦であれば家事全般の手助けが必要となることもあるでしょう。

そのため、病院での交通事故治療費を保険会社に負担してもらうだけでは納得できない場合も多々あるかと思いますので、福岡市内に限らず交通事故に遭われて保険会社との交渉でお困りの時は、さまざまな交通事故事案の取り扱い経験豊富な菅藤法律事務所にご相談ください。

このご依頼者の方は交通事故に遭われた際は妊娠中で、幸い母体に影響はありませんでしたが、ひどい疼痛とめまいのため、主婦としての家事ができない状況に陥りました。しかも、治療途中での福岡市での出産もありました。

おそらく交通事故治療と並行して出産準備をされていたのでしょうが、交通事故後の体調によっては、出産まで不安な気持ちで過ごすこともあるはずです。中には、妊娠中に交通事故に遭い、胎児への影響を考えて慎重に交通事故治療を検討しなければならない場合もあるでしょう。

また、交通事故の影響で切迫早産などの緊急事態になることもないとは言えませんので、通常の出産前よりも経過観察が重要になってきます。

そして、主婦が交通事故のために主婦業を円滑に遂行できなくなったときは主婦休業損害を相手損保に請求することができます。ただ、妊娠中に交通事故に遭い治療途中で出産した場合には「仮に交通事故に遭わずとも出産のために主婦業を休まざるを得ないのではないか。だから、交通事故後に主婦業を休んでいても、それは交通事故のせいではなく出産のせいであって、賠償対象から除外される」という風に、休業損害のカットを強要されることはままあります。
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とはいえ、妊娠や出産が日常家事にどのくらい支障をきたすかは人それぞれで、極端な場合、出産のために産婦人科に入院するギリギリまで家事を遂行し、かつ、出産して退院したらすぐに家事に復帰する、産後の肥立ちが極めて良い人もいます。従って、妊婦だから普段よりも家事能力が下がっていたと即断できるものでなく、産婦人科での記録と照合して、妊娠してることによる家事能力の低下の有無や程度を検討しなければなりません。

また、万が一切迫早産といった事態になった場合でも、なかなか交通事故との因果関係を保険会社に理解してもらうのは難しいことかもしれません。しかも、出産後の身体のきつい時期に、保険会社との交渉は精神的にも苦痛かと思いますので、妊娠中の交通事故被害ということで、すぐに弁護士にご相談いただくことをおすすめいたします。

ご依頼者の場合、福岡市で交通事故に遭遇して以降は、疼痛などで家事能力が低下しているものの、交通事故に遭うまでは妊婦であることによる家事能力の低下はうかがわれず、妊娠出産を理由とする休業補償の除外はごく限定されるべきと主張しました。結果として、過失相殺もなされず、裁判を提起した場合と同レベルの金額で解決することに成功しました。

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