交通事故コラム

篠栗で多い事故対策について

  • 更新日:2020.2.14
  • 投稿日:2017.2.16

篠栗で多い事故対策について

福岡市内からわずか12キロほど東に位置する所に粕屋郡篠栗町があります。12キロの距離は、もちろん通勤圏内に入るわけで、福岡市内で働く方にとっては、住宅を取得しやすい地域と言えるでしょう。

また、福岡と筑豊を繋ぐ主要道路が、街の北を東西に通り抜ける国道201号線です。

そして、交通量の多い国道201号線の渋滞緩和のために作られたのが八木山バイパスになるわけですが、開通当初は有料道路であったものの、2014年10月に無料開放され、それ以後交通量は2倍に増加したと言われています。

交通量が増加すれば、避けられないのが事故の増加であり、被害者も増加することになるでしょう。この八木山バイパスは、自転車や歩行者の通行は禁止されているため、歩行者が車にはねられるような交通事故が発生することはないでしょうが、車両同士の追突やスピードを出し過ぎたためにカーブを曲がり切れず、ガードレールにぶつかったりする事例も多いようです。

中には、反対車線を走ってきた車両が突然目の前に現れ、大惨事が発生し、重傷を負うような被害を受けることもあるかもしれません。たびたび、SNSで八木山バイパスで事故発生といった書き込みを見ることがあり、数時間の通行止めや事故処理のための渋滞情報がもたらされることがありますが、事故と渋滞が絡んだ場合、怪我を負った被害者の救急搬送にも支障が出ることがあり、山を通る国道などの運転には、十分注意を払って欲しいものです。

実際、2019年9月には八木山バイパスで5台の車が絡む交通事故が発生していますが、50代の男性があばら骨を折るという重傷を負っています。この時も、事故車両が道路の通行の妨げとなり、2時間半ほど八木山バイパスが通行止めとなりました。同じく2019年12月には篠栗IC近くで事故が発生して、車4台ほどが動けない状態となったために片側通行となり混乱したようです。

また、山間部を通る道路ということで、雪による道路の凍結、そしてスリップ事故となれば、数台の車が続けざまに衝突するような、もらい事故に遭うことも考えられます。

人身事故の場合、なにより怪我を負った方の搬送が最優先ですが、救急車の到着が遅れるようなことがあれば助かったはずの命が助からないこともあります。早急な手当てが必要にもかかわらず搬送が遅れて、怪我の状態が悪化すれば治療期間が長くなることもあるでしょうし、後遺症が残ってしまうこともあるかもしれません。

交通事故後の怪我の回復は、どの程度の怪我を負ったかということもありますが、病院までの搬送や適切な処置によっても大きく左右されるわけですが、もう一つ忘れてならないのが治療に専念できる環境かどうかということでしょう。

歩けない、頭が痛い、食欲がない、そういった状況の中でも示談交渉のために保険会社からの接触があり、治療に専念できないかもしれません。さらに、人身事故の被害者の方が遷延性意識障害や高次機能障害を負ってしまったために、事故の状況を正確に思い出せずに苦労することもあるかもしれません。

おそらく被害者のご家族の方も誰に頼ったらいいのかわからず、おろおろするばかりではないでしょうか。できるだけ安心して治療に専念できるように、そして治療費や退院後の生活の心配をしなくて済むように、弁護士に依頼されてはいかがでしょうか。

人身事故の被害者となった場合、その後の処理には、交通事例に強い弁護士にご相談いただくことをおすすめいたします。
交通事例で弁護士に相談するのは、後遺障害が残ったり、死亡事例となった場合の損害賠償問題で争う時だけと思われている方もいらっしゃるようですが、さまざまな示談交渉などにも対応しておりますので、交通事故後のご相談は、福岡の菅藤法律事務所がお引き受けいたします。

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