交通事故コラム
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交通事故コラム
福岡市の市役所の所在地は中央区になりますが、県庁は博多区にあり、区内には県庁だけでなく、空港や駅・港といった玄関口を抱えているわけで、県外や海外から訪れる方も多く、観光バスを何台も連ねて九州各地に繰り出す光景もよく目にします。
そんな福岡は、国道3号線が博多区を縦断し、やはり通行量の多い都市であり、死亡事例となるような惨事が多いことも否めません。目に余るような死亡事例が発生したこともあり、死亡事故により大切な家族を失われた遺族の方の姿は痛ましいものです。
もちろん、交通事故を減らすために、これまでの事故の発生件数の推移を公表し、死亡事故が起こりやすい場所を提示して注意を促し、その効果もある程度は出ているようですが、まだまだ安心することはできません。特に、福岡市内でもっとも交通事故が多く発生している博多区には、市内の交通事故発生件数上位に入る交差点が何ヶ所もあり、都市高速から入り込む他県ナンバーの車、市内を東西に走り抜ける車、湾岸の倉庫に向かう大型貨物車などが交差点を通過していきます。
ただし、誰もが自分が交通事故の被害者になることなど想定していることはなく、どんな怪我であっても、そしてどんな状況であっても、事故後には警察で事情を聴かれ、加害者側の保険会社の説明を受け、交渉が整うまでの期間は精神的に辛いものではないでしょうか。交通事故の被害者の方の中には、怪我から回復しても精神的なダメージが残ってしまう場合もあるようです。
そして、死亡事故ともなれば、被害者ご本人ではなく、残されたご家族が精神的な負担を負うことになります。もちろん、死亡事例に限ったことではありません、遺族も自分達の気持ちの整理もつかないうちに、死亡事例後の処理に追われることがあります。
その一つが、加害者側の保険会社との対応です。もちろん、死亡事例となれば、被害者本人の声は聴くことができないわけで、死亡した時の状況もあまりよくわからないまま、死亡事故後の交渉に応じてしまうことも少なくないようです。特に、示談交渉や賠償問題などは、死亡事故後間もない頃に対応するのは心労が絶えないものです。そして、加害者側の保険会社の担当者に主導権を握られたまま交渉が進んでしまい、落ち着いた頃、後悔することにもなりかねません。
時間が経ってからご相談に来られた死亡された方のご遺族の方へお話を伺うと、『非常に辛かった、頭が混乱していて死亡事故の頃の記憶が残っていない。めまぐるしく様々なことが動いて行った家族が死亡してもちゃんとお別れも出来なかった。』とおっしゃる方が多いです。家族が死亡したというのに、それどころの話ではなかったはずです。
そんな時、難しい話、法律的な問題等々、死亡事例の被害者の立場に立って、被害者の代わりとなって、加害者側と交渉するのが弁護士の役目です。
死亡事例に限らず様々なアクシデントの場合、どんなことを加害者側に請求できるのか、どんな補償を受けられるのか、事故の被害者本人への慰謝料や死亡された被害者のご遺族に対する慰謝料など、熟知していなければ対応できないことも多いため、まずは弁護士にご相談いただくのが一番です。そして、その弁護士も死亡交通事故の訴訟に強い弁護士を見つけることがカギになるかと思います。
実際、商売上の問題の処理を依頼している顧問弁護士に交通事故の相談を持ち掛けても、あまり期待できない場合もあるようです。弁護士であれば当然どんな案件でも詳しいと思われがちですが、交通事故案件はあまり取り扱った経験がないために、ご遺族の意思が反映されないこともないとは言えません。
特に、交通事故に関しては法律以外の知識も必要であり、経験豊富な弁護士へのご相談をおすすめいたします。