交通事故コラム

交通事故の過失割合に納得できないときはご相談を

  • 更新日:2023.3.21
  • 投稿日:2023.3.21

◆交通事故の過失割合とは

 交通事故における当事者双方の過失の度合いを割合で表したものです。
 交通事故の過失割合はこれまでの裁判例や裁判官などの法律家による研究の結果、状況ごとに法的な基準値(基本割合)が定められており、弁護士が示談交渉をするときや裁判所が過失割合を判断するときには、その法的な基準を使用して当事者双方の過失割合を算定しています。   

 この基準は四輪車同士、バイクと四輪車、自動車と自転車、自動車と歩行者など当事者ごとによる分類があり、それぞれについて、交差点(信号機のあるなし)、交差点外等、道路状況などによって当事者それぞれの過失割合(基本割合)が決められています。

 さらに、個別の事情(例えば四輪車だと、早まわり右折や合図遅れ・合図なしなど)に基づいて設定された修正要素に該当している場合は、基本割合として定められている過失割合から増減されていくこととなります。

◆過失割合はどうやって決まるのか

 最終的には交通事故の当事者どうしの交渉で決定することになります。加害者が任意保険に加入している場合は被害者の交渉相手が加害者付保の任意保険会社担当ということになります。
 しかし、交通事故の過失割合に関して、基本割合や修正要素が定められていることを知らないという被害者の方がほとんどかと思いますので、被害者の方ご自身で加害者側の任意保険会社担当を相手に交渉を進められている方のなかには加害者側の任意保険会社担当から言われたままの被害者に不利な過失割合での解決を受け入れてしまっているというケースも多く見受けられます。

◆弁護士へ相談し、適切な過失割合で解決しましょう

 被害者側に過失がない場合、事故により発生した損害全額を相手方に請求することができますが、被害者側に少しでも過失がある場合は、その過失割合に応じて受け取ることのできる賠償金額は減額されます。過失割合の程度が大きければ大きいほど受け取ることのできる賠償金額は減額されます。そのため、被害者にとって不利な過失割合のまま示談を交わしてしまうと、適切な賠償金額を受け取れず被害者の方が不利益を被る可能性もあります。

 また、人身被害を伴うような交通事故では治療費・慰謝料・休業損害など請求額も高額となることが多く、過失割合の影響も大きくなりますので、ご自身の過失割合に疑問をお持ちの被害者の方は手遅れとなる前に弁護士へ相談しましょう。

 そもそも、交通事故に関する交渉は弁護士の間でも交渉の経験や専門的な知識の差が交渉結果にダイレクトに反映されると言われている難しい分野です。実際に弁護士に交渉を委任された交通事故案件でも交渉では話がまとまらず、裁判を行った案件など、長年の弁護士経験がカギを握るような案件もございます。なかでも、過失割合は被害者の方が最終的に受け取ることができる損害賠償金の金額にも影響を及ぼしますので、相手方から適切な賠償金額を受けとりたいとお考えの被害者の方はなるべくお早めに弁護士へ相談されることをオススメします。

◆菅藤法律事務所は交通事故案件を専門として取り扱っています 

 福岡の菅藤法律事務所は交通事故案件を専門として取り扱い、これまで20年以上にわたり2000件以上もの交通事故案件を解決してまいりました。専門的な知識はもちろんのこと、長年の実務経験から弁護士菅藤が就任する前に提示されていた過失割合を被害者の方に有利に修正して解決することができた交通事故案件も多数ございます。
 また、様々な交通事故案件に対応してきましたので、交通事故案件を専門としない弁護士と比べると、交渉のなかで多数の裁判例から適切な裁判例を用いた主張を説得的に繰り出していく能力や実務経験の蓄積など机上の知識だけでは得られない交渉力も豊富です。
 現在も福岡県のみならず、九州各県や山口県にお住まいの方から交通事故に強い弁護士を探しているということで多数のご依頼を頂いております。交通事故(人身被害)の被害者となり、過失割合に関する交渉でお困りの方はぜひ交通事故に強い菅藤法律事務所へご相談下さい。

 福岡県の菅藤法律事務所は福岡市中央区大濠公園のそばにあります。最寄り駅は福岡市地下鉄大濠公園(福岡市美術館口)駅で、公共交通機関を利用してお越し頂く際のアクセスも良好です。また、お車でお越しの際も当事務所1階には無料にてご利用いただけるお客様駐車場を完備しておりますので、時間を気にせずに安心してご相談頂くことが可能です。交通事故(人身被害)の過失割合に関するお悩みをお持ちの方は豊富な解決実績を誇る弁護士菅藤浩三(かんとうこうぞう)へお気軽にご相談ください。

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