交通事故コラム
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交通事故コラム
福岡市東区は市街地東郊に九州の空の玄関口である福岡空港があり、博多湾と玄界灘を隔てる半島に海の中道海浜公園があります。そして、同じ半島にあるマリーンワールド海の中道は世界的な規模の水族館であり、マリンシアターでのイルカとアシカのショーも人気なところです。そのため、福岡県内はもちろん九州各地から車で訪れる方も多く、春休みや夏休みなどを利用して福岡の各地を回るという方も多いようですそして、県外ナンバーの車が交通事故に遭うケースもあります。
交通事故の場合、人身事故と物損事故の2種類あり、人が怪我をしたり死亡という結果が発生した場合を人身事故と言い、車や建物などの物だけに損害が発生した場合を物損事故と言います。そして、人身事故は各都道府県、各市町村で統計が取られ、その数字が公表されていますが、物損事故の数字は公表されていないことが多いのではないでしょうか。
交通事故に遭い怪我をすれば病院での診察・治療が必要になるわけですが、診察を受ければいいというだけでなく、人身事故として警察に届けてください。軽い怪我や治療を受けるほどではないと思ったとしても、人身事故扱いにするかどうかがその後の保険会社との交渉に大きな違いが出てくることになります。
人身事故の場合、物損事故に比べると損害賠償額は大きく変わります。なぜなら人身事故には治療費という実損のほか、慰謝料と休業補償、さらには、後遺症が残存した場合には長期間を対象とする逸失利益という、さまざまな項目の損害が発生するのが通常だからです。
実際、事故の影響でそれまで関わっていた仕事上の作業ができなくなり、仕事場での配置転換により収入が減るといった事例もあります。
車を運転する方はそういった人身事故の場合に備えて損害保険に加入しているわけですが、保険会社では事故の状況や怪我の治療内容や治療期間なども含めて補償額の査定を行い、必ずしも納得いく補償額を被害者側に提示してくるとは限りません。まずは、事故の過失割合で争うこともあるでしょう。
また、 交通事故に遭ってすぐには、痛みやしびれを感じないこともあり、一度は物損事故扱いにしてしまったために、保険会社との交渉がスムーズにいかない場合もあるようです。事故直後は興奮して痛みを感じる身体の感度が下がっており、その興奮が収まったのと引き換えに、身体が受けた衝撃が急激に浮上してくるからです。そんな時も、すでに物損事故にしてしまったので、自腹で治療するしかないとあきらめずに弁護士にご相談ください。
たとえ車自体の損傷が軽微であっても、加害者から「きちんと責任をとりますので人身事故にはしないでください」と依頼されても、身体に痛みなどがあれば警察に負傷に対する診断書を提出し人身事故の扱いにして、それから病院で治療を受けるべきです。病院に通院をしていても、警察に対する人身事故の届け出がされていないために、その治療は交通事故のせいとは限らないと茶々を入れられ、病院代のみならず人身事故の被害をのちに加害者側からきちんと補てんしてもらえないこともあります。
それに加害者も行政処分のみで刑事処分も受けなくなります。だからこそ、加害者が人身事故にはしないでくださいと求めてくるわけなのですが、それを承諾してしまうと人身事故で被ったさまざまな被害を理不尽な形で引き受けなければならなくなりかねないのです。福岡市東区は交通事故発生件数が1か月あたり福岡市中央区よりも多い169件も発生しています。
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福岡市東区の人身事故