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私が獲得した交通事故の福岡の裁判例が弁護士向け専門雑誌に掲載されました

  • 更新日:2022.10.2
  • 投稿日:2022.10.2

福岡地裁令和3年12月7日自保ジ2118号69頁です。
 自賠責認定で後遺障害非該当だったにもかかわらず、裁判手続を経て、後遺障害14級9号の認定を判決で獲得しました。
 

 福岡に住む被害者は、交通事故により頸部・腰部に症状固定から何年も治療継続を余儀なくされるほどの症状にさいなまれていました。
 が、本件事故から10年ほど前に追突事故に遭い、そのときに頸部にのこった残存症状に対し後遺障害14級9号認定を受けていたため、3度の異議申し立てにもかかわらず、後遺障害非該当認定が維持されました。
 

 3度の異議申し立てを行うも後遺障害非該当を維持された案件で、非該当認定を覆し、等級認定を受けることは決して簡単なことではありません。
 これまでの交通事故案件で蓄積した知識や交通事故裁判例などをあまた検証し、過去に同一部位が14級と認定されていることをもって非該当認定とするのではなく、被害実態も見てもらうよう裁判官に丹念に主張した結果、同一部位に過去に後遺症認定がされているため加重障害無しとして自賠責では非該当認定されていた点を覆して、14級後遺症として認定し、後遺症に関する部分の賠償も獲得することができました。
 

菅藤法律事務所 菅藤 浩三

この記事の著者・運営者:菅藤法律事務所 菅藤 浩三

福岡を拠点に、交通事故被害者の問題解決をサポートする現役の弁護士。弁護士歴約25年、2000件以上の交通事故案件を解決してきた豊富な実績を持つ。東京大学卒業後、合格率2.69%の司法試験に合格。整理回収機構の顧問弁護士や、日本弁護士連合会・福岡県弁護士会の委員を歴任するなど、交通事故分野における高い専門性と信頼性が評価されている。

当サイトでは、長年の経験と実績を持つプロの弁護士だからこそ書ける、信頼性の高い一次情報などを発信しています。

弁護士歴(抜粋)

  • 1992年

    司法試験合格

  • 1995年

    福岡県弁護士会に弁護士登録

  • 2004年

    整理回収機構 九州地区顧問 就任

  • 2006年

    菅藤法律事務所を設立

公的役職歴(抜粋)

  • 2010年~

    日本弁護士連合会「市民のための法教育委員会」副委員長

  • 2010年~2013年

    福岡県弁護士会「法教育委員会」委員長

  • 2014年~

    福岡県弁護士会「ホームページ運営委員会」委員長

  • 2015年~

    福岡県弁護士会「交通事故委員会」委員

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