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アンケート~福岡市東区50代男性の交通事故

  • 更新日:2024.11.19
  • 投稿日:2019.1.9

 

アンケート~福岡市東区50代男性の交通事故

  苦しんだ私のためにと、一生懸命取り組んでくださった先生です。心より感謝申し上げます。
 

 インターネットで交通事故に強い福岡の弁護士を探しご依頼いただきました。幸い弁護士費用特約に加入されておられたので、弁護士費用の自己負担は全くありませんでした。
 優先道路を進行中に交差点でぶつかられたというもので、ご依頼者にも1割の過失割合を問われるという案件でした。
 ただ、ご相談時点で交通事故から数か月経っており治療の中核を整骨院に据えられていました。
 整骨院の施術を交通事故で利用することは、たとえ損保会社が一括対応を承諾していても、のちの賠償交渉や被害者請求といった場面で様々な点が不利に働くことが多いことを具体的に説明し、以後の通院は専ら病院に絞っていただくことにしました。
 そしてご依頼者の場合、交通事故で仕事ができなくなっていたのですが、その仕事の収支に関する確定申告が全くなされていず、また、諸般の事情で期限後申告も難しいので、収支に関する公的書類は提出できない状況にありました。
こうなると、相手損保は頑なに休業損害の支払を拒絶しがちです。
 そこで、自賠責の残枠が残っていることに注目し、相手損保との交渉に先立ち、休業損害に関する定型的でない書類をそろえて被害者請求を先行させることとしました。
 休業損害に関する書類をそろえるのも定型的ではなかったので一筋縄ではいかなかったのですが、独自に作成した説明文書をも加えてなんとか必要十分な分量をそろえて申請し、自賠責の残枠全てを回収することが出来ました。
 続いて、幸いご依頼者様は人身傷害保険にも加入しておられたので、交渉難航が予想される相手損保との示談交渉に先立って、人身傷害保険からの回収を先行させ、かつ、その分を相手損保から回収できない過失部分に充当させることがもっともご依頼者の回収額を膨らませるために有効だと考え、そのように人傷社との間でも先に保険金額協定を進めていきました。
 最後に、相手損保との交渉を済ませて終了させました。
このように、本件では、自賠社・人傷社・相手損保と受取窓口を複数利用することになりましたが、ご依頼者には適切な時期にお金を回収してもらうことができ、ご満足いただけました。

菅藤法律事務所 菅藤 浩三

この記事の著者・運営者:菅藤法律事務所 菅藤 浩三

福岡を拠点に、交通事故被害者の問題解決をサポートする現役の弁護士。弁護士歴約25年、2000件以上の交通事故案件を解決してきた豊富な実績を持つ。東京大学卒業後、合格率2.69%の司法試験に合格。整理回収機構の顧問弁護士や、日本弁護士連合会・福岡県弁護士会の委員を歴任するなど、交通事故分野における高い専門性と信頼性が評価されている。

当サイトでは、長年の経験と実績を持つプロの弁護士だからこそ書ける、信頼性の高い一次情報などを発信しています。

弁護士歴(抜粋)

  • 1992年

    司法試験合格

  • 1995年

    福岡県弁護士会に弁護士登録

  • 2004年

    整理回収機構 九州地区顧問 就任

  • 2006年

    菅藤法律事務所を設立

公的役職歴(抜粋)

  • 2010年~

    日本弁護士連合会「市民のための法教育委員会」副委員長

  • 2010年~2013年

    福岡県弁護士会「法教育委員会」委員長

  • 2014年~

    福岡県弁護士会「ホームページ運営委員会」委員長

  • 2015年~

    福岡県弁護士会「交通事故委員会」委員

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