神経ブロック注射とは?

神経ブロック注射とは?

Question

交通事故でむち打ちになりました。半年以上病院に通っていますけれども、薬を飲み続けても電気治療をしても一向に首の痛みと腰の痛みが改善しません。
主治医から「神経ブロック注射を試してはどうか」と薦められました。正直、首とか腰に注射を打って常習性がつかないのか、より重い後遺症を来たさないのか、心配です。
神経ブロック注射とはどういう治療なんでしょうか?

Answer

これは、痛みは神経の興奮によって昂じているという考えから、その神経の近くに局所麻酔薬を注射することで、一時的に神経の興奮を抑え、血流を改善させ、痛みで傷ついた部位を自然治ゆ力をより高めて回復を図る治療法です。純粋な整形外科ではなくペインクリニックの領域に入る治療方法です。
痛みの情報が神経を伝達する状態を一時的に注射で中断する、その現象からブロック注射と呼ばれています。

ブロック注射により、痛む部位の筋肉がほぐされ血流の改善が期待できます。結果、痛んだ神経や筋肉がより効果的に早く回復しやすくなる状態が生み出されます。対症療法(=治療を繰り返しても時間が経てば痛みは従前の水準に戻ってしまう療法)ではなく、人間の持つ自然治ゆ力をサポートする、治療方法といえます。
また、薬物療法に比べ、痛む部位に効果を限局するため、全身への影響が少ないという利点もあるため、薬物療法と手術との中間的治療方法と言われているようです。

頭・首・肩といった上半身の痛みには星状神経節ブロックが使用され、他方、腰・足先といった下半身の痛みには腰部硬膜外神経ブロックが使用されます。

星状神経節とは上半身の交感神経の中枢で、首にある星の形をした神経のかたまりです。長い間、頭痛や頸部痛に悩んでいると交感神経が持続的に興奮状態となり、痛みに敏感になったり血流が悪くなります。
そこで、星状神経節をブロックする注射をすることで、交感神経の興奮を抑え、上半身の痛みをやわらげ、効果的に血流を改善させるのです。

腰部硬膜外ブロックとは、首からおしりまで続く脊髄神経を取り囲む空間に局所麻酔液を注入することで、脊髄神経に薬液が到達し、下半身の広い範囲の痛みをやわらげ、効果的に血流を改善させるのです。

星状神経節ブロック・腰部硬膜外神経ブロックのいずれも健康保険の適用対象内の治療で、入院せずとも外来で受診可能です
1回のブロック注射の持続効果は数日から数週間と人それぞれのようですが、常習性があったり副作用のリスクの高い治療ではないそうです。年齢制限はなく妊婦でも可能です。 受診回数は週1回くらいが普通の頻度のようです。
注射針を刺すので全くの無痛ではないのですが、痛みの専門医であるペインクリニックで処方されることから、そのあたりは配慮してもらえるようです。

交通事故(人身被害)に遭われてお困りのときは、お気軽に、豊富な解決実績を誇る、福岡の弁護士、菅藤浩三(かんとうこうぞう)にご相談ください。

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