治療途中の症状固定
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治療途中の症状固定
交通事故の被害にあい、病院へ治療に通っていたのですが、まだ痛みが続くのに、損保担当者との交渉のとき「そろそろ症状固定ですので治療は今月いっぱいで」と言われました。
症状固定とは「傷病に対して行われる医学上一般に承認された治療方法をもってしても、その効果が期待し得ない状態で、かつ、残存する症状が、自然的経過によって到達すると認められる最終の状態に達したこと」をいいます。
交通事故で負傷した場合、負傷の程度は通常事故直後が最も重い状態です。 そして、治療を続けていくにつれ症状は徐々に緩和していき痛みなどが消えることが多いですが、そうでなく痛みは持続しているけれどもある時期を過ぎると治療を継続しているのに症状が一進一退の状態となることがあります。たとえば、治療を受けるとそのときは症状が楽になるけれども間もなく症状がぶり返すという状態です。
そして、この状態が長期間を続くと見込まれる場合、医学上妥当と認められる期間経過後に症状固定とすることが実務上行われています。 すなわち、症状固定という用語は純粋な医学用語ではなく、後遺障害の程度を評価すべき時点を指す法的概念です。