交通事故コラム

人身事故に自動車保険を利用する際の留意点

  • 更新日:2017.8.8
  • 投稿日:2017.8.8

 

人身事故に自動車保険を利用する際の留意点

 自動車保険の自由化が始まる前、損保会社が取り扱う任意保険は、商品の品揃えも保険料も全て横並びでした。近年、自動車保険の自由化によって、通信販売やインターネット販売のみ扱う会社の新設、各会社ごとに同じ商品名を使っていても保険料や保険契約の品揃えが異なるという事態が当たり前になってきました。消費者にとって選択肢は広がったのですが、その分しっかりと内容を見極め、いざという人身事故の際に自分を守ってくれる自動車保険を自ら選択しなければならなくなりました。

 交通事故には、人身事故と物損事故があります。人が怪我をしたり、死亡したりしてしまった場合を人身事故、車や建物など物にだけ損害が発生した場合を物損事故と言います。

 人身事故の被害に遭ってしまった時、一番大事なのは身体のことだと思いますので、まずは主治医とよく相談し、適切な治療を受ける必要があります。その次に気になるのは慰謝料や損害賠償を請求する際の示談交渉ではないでしょうか。人身事故の被害に遭った場合には、受け取るべき損害賠償額は物損事故とは比べものにならないぐらい大きくなります。加害者は治療費や通院交通費、入通院慰謝料、後遺障害慰謝料や休業損害、逸失利益などの事故によって被害者が被った損害を賠償する義務があります。

 人身事故の相手損保から示談についての連絡が来た際、焦りは禁物です。人身事故の賠償額として相手損保から提示された金額が妥当であれば問題ありませんが、金額が妥当であるかの判断はなかなか難しいものです。本来もっと示談金がもらえるはずなのに、低い金額のまま示談してしまうと後から再度請求することはできません。人身事故の被害に遭った時こそ、弁護士への依頼がオススメです。弁護士は人身事故の被害に遭った依頼者の頼もしい味方となってくれます。

 人身事故に遭い、不安なことや疑問を抱えている被害者の方、交通事故に強い福岡の菅藤法律事務所へぜひご相談ください。

菅藤法律事務所 菅藤 浩三

この記事の著者・運営者:菅藤法律事務所 菅藤 浩三

福岡を拠点に、交通事故被害者の問題解決をサポートする現役の弁護士。弁護士歴約25年、2000件以上の交通事故案件を解決してきた豊富な実績を持つ。東京大学卒業後、合格率2.69%の司法試験に合格。整理回収機構の顧問弁護士や、日本弁護士連合会・福岡県弁護士会の委員を歴任するなど、交通事故分野における高い専門性と信頼性が評価されている。

当サイトでは、長年の経験と実績を持つプロの弁護士だからこそ書ける、信頼性の高い一次情報などを発信しています。

弁護士歴(抜粋)

  • 1992年

    司法試験合格

  • 1995年

    福岡県弁護士会に弁護士登録

  • 2004年

    整理回収機構 九州地区顧問 就任

  • 2006年

    菅藤法律事務所を設立

公的役職歴(抜粋)

  • 2010年~

    日本弁護士連合会「市民のための法教育委員会」副委員長

  • 2010年~2013年

    福岡県弁護士会「法教育委員会」委員長

  • 2014年~

    福岡県弁護士会「ホームページ運営委員会」委員長

  • 2015年~

    福岡県弁護士会「交通事故委員会」委員

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