交通事故コラム

糸島で死亡事故に遭われたご遺族の皆様へ

  • 更新日:2025.9.22
  • 投稿日:2016.8.9

糸島で死亡事故に遭われたご遺族の皆様へ

糸島市は福岡市の西に隣接しています。かつての前原市と二丈町と志摩町が合併して出来た市です。

最近の公式ホームページには「きっと満足 糸島生活」といったキャッチフレーズを掲げて、移住を考えている人や住宅を探している人にさまざまな情報を提供しているようです。

そんな糸島は、あまおうというイチゴ栽培や牡蠣の養殖で有名で、休日には糸島市内各所にある農畜産物・海産物の直売所に多くの人が訪れます。

その他にも玄界灘に面しており、夏にはサーフィンや海水浴などを楽しむ人でビーチが賑わい、眺めの良いカフェや地域特産物を食べられるレストランなどが、近年若者の注目を集めています。

そのため、糸島市で暮らす人もクルマでやってくる観光客、バイクでやってくるツーリング客も着実に増え続けている地域です。

観光地の賑わいの裏で増加する交通事故

その一方で、糸島市内の海岸近くの国道はカーブも多く、休日は特に交通量が増えること、夕暮れ時には思いのほかクルマから歩行者の見通しがきかないことから、残念ながら死亡事故が発生することも少なくはありません。バイクで海岸線に沿った道路を走れば、海風を受けて気持ちのいいもので、ついスピードを出し過ぎてしまうかもしれません。

景色に目を向ければ前方不注意によって交通事故を起こしてしまうかもしれません。

ほんのわずかな不注意が大きな交通事故につながることもあり、犠牲者を出してしまうことあります。

糸島市内で実際に発生した交通事故例

平成27年の糸島市内での交通事故発生件数は620件、死亡事故3件でした。 糸島市二丈深江の上深江交差点で、夕方に、スピードを出し過ぎた、ワンボックスのクルマ同士が衝突し、それぞれの運転手が亡くなる死亡事故が起きたこともあります。
また、2019年11月には左折する車が小学生にぶつかり、小学生は足を骨折する大怪我を負い、同じく11月の朝、軽乗用車が赤信号で交差点に進入し、登校途中だった小学1年生の男児2人をはねるという交通事故も発生しています。いずれも糸島市内の同じ小学校の児童が被害者となった交通事故ですが、この事故による怪怪我は命に関わるようなものではなかったようですが、小学生が交通事故に遭ったとなれば、精神的なダメージも大きいのではないでしょうか。その後、この小学校では歩車分離対策を取るなどして安全確保に努めているようです。
その他にも、福岡市内からの利便性を考えて2019年に開通した国道202号線バイパスでは、開通直後からたびたび交通事故が発生して、軽自動車同士の交差点での衝突事故で、一方の軽自動車を運転していた男性が亡くなりました。この交差点は信号機がなく、さらに一旦停止の標識が見えにくいという難点もあったようです。
また、古くから利用されている市道が優先道路とされ、交差する広く新しいバイパス側が一旦停止となっていたことも、交通事故を誘発する一因となっていたとも言われています。人の感覚では、広い道路が優先だと思い込んでしまうのでしょう。こういった信号機のない交差点は、必要以上の注意が求められるわけです。

突然家族を失ったご遺族が直面する問題

そして、いつ起こるかわからない交通事故の中でも死亡事故は、大切な人の命を突然奪い、残された遺族の生活をくるわせ、取り返しのつかない悲劇を生みます。
過去には、バイクに乗って新聞配達をしていた大学生が飲酒運転の乗用車に衝突され、病院に搬送されたのちに死亡するというバイク事故もありました。バイク事故と聞くと、ツーリング途中の大型バイク事故などを想像することも多いと思いますが、身近で起こりやすいバイク事故と言えば、やはり原付バイクが被害に遭う事故ではないでしょうか。買い物や通勤に気軽に利用できる原付バイクは、かなり危険をはらんだ乗り物で、いったん事故に遭えば生命にかかわるような事態にもなりかねません。しかも新聞配達という就業中に、飲酒運転の乗用車に衝突されたとなれば、ご家族の無念さも尽きないことでしょう。
死亡事故で大切な方を失った時、残された遺族は深い悲しみに包まれるだけでなく、どうしたらよいのかと途方に暮れるという方も多いことでしょう。

加害者側保険会社との困難な交渉

その一つが交通事故後の加害者側の保険会社との交渉です。まだ、悲しみも癒えないうちに、慰謝料の話し合いの場に臨まなければならない場合もあり、怒りを覚えることもあるかもしれません。そんな時は、ぜひ弁護士にご相談ください。
交通事故、特に死亡事故や高度障害が残るような事故の場合は、弁護士抜きでスムーズに交渉を進めるのはなかなか困難かと思います。交渉相手は加害者というよりも加害者側の損害保険会社という形になるかと思いますが、おそらく交通事故事案の専門家ともいえるような担当者が交渉相手になることでしょう。
そうなれば、被害者ご本人やそのご家族だけで充分な賠償を得るための交渉は難しく、弁護士を活用していただければと思います。

死亡事故は経験豊富な弁護士にご相談を

しかも、死亡事故への対応については、刑事事件への対応も含め、経験豊富な弁護士を選ぶことが大事です。
福岡の菅藤法律事務所は、過去に死亡事故による対応において豊富な実績を有し、糸島にお住いの方より依頼を受けることもございます。1階に無料駐車場がありますので、お車で来訪されるのもご不便ありません。
弁護士菅藤浩三は、死亡事故に遭われた遺族の想いをしっかり受け止め、適切な対応をとりますので、安心してご依頼いただけます。ご遠慮なくご相談のご連絡をお寄せください。

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東京大学出身、福岡中心に30年以上
2000件以上の交通事故を解決!

弁護士 菅藤浩三

福岡県弁護士会所属
菅藤 浩三(かんとう こうぞう)

私が交通事故に強い理由

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    特に、重度後遺障害の案件ほど、それらの専門知識の組み合わせにより、弁護士次第で獲得できる賠償金額が大きく変わってきます。

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    菅藤法律事務所では、私自身が責任をもって全ての交通事故案件を対応させていただいております。

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    論文集の数行の記載から裁判例を探り出して、自己の主張の根拠づけに利用したことは何度あるかわかりません。

菅藤法律事務所 菅藤 浩三

この記事の著者・運営者:菅藤法律事務所 菅藤 浩三

福岡を拠点に、交通事故被害者の問題解決をサポートする現役の弁護士。弁護士歴約25年、2000件以上の交通事故案件を解決してきた豊富な実績を持つ。東京大学卒業後、合格率2.69%の司法試験に合格。整理回収機構の顧問弁護士や、日本弁護士連合会・福岡県弁護士会の委員を歴任するなど、交通事故分野における高い専門性と信頼性が評価されている。

当サイトでは、長年の経験と実績を持つプロの弁護士だからこそ書ける、信頼性の高い一次情報などを発信しています。

弁護士歴(抜粋)

  • 1992年

    司法試験合格

  • 1995年

    福岡県弁護士会に弁護士登録

  • 2004年

    整理回収機構 九州地区顧問 就任

  • 2006年

    菅藤法律事務所を設立

公的役職歴(抜粋)

  • 2010年~

    日本弁護士連合会「市民のための法教育委員会」副委員長

  • 2010年~2013年

    福岡県弁護士会「法教育委員会」委員長

  • 2014年~

    福岡県弁護士会「ホームページ運営委員会」委員長

  • 2015年~

    福岡県弁護士会「交通事故委員会」委員

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