交通事故コラム

玉突き事故被害者となってしまったら

  • 更新日:2024.11.19
  • 投稿日:2016.10.18

  玉突き事故被害者となってしまったら

福岡の国道の中でも、交通事故が多発すると言われている国道201号線で、大型貨物車両2台を含む、車3台による玉突き事故がありました。3人のドライバーが玉突き事故の当事者、そして被害者となったわけですが、そのうち1名が重体という状況のようでした。

玉突き事故被害者

玉突き事故は、3台・4台と続けざまに押し出されて追突する事故になりますが、運転していた車両がその玉突き事故のどの部分に位置していたのか、また、前後の車両の大きさなどによっては、命を落とすこともあるでしょうし、軽いむち打ちで済むこともあるでしょう。

また、車に同乗して玉突き事故被害者となってしまった方も、車両のどの部分に座っていたのか、どんな姿勢で座っていたのか、様々な条件が重なって、玉突き事故被害者の方の被害状況も変わってくるでしょう。

ただ、どのような状況であっても、玉突き事故被害者となられた場合、その怪我をきちんと把握して、玉突き事故被害者として被った被害の補償の請求を行うべきです。

たとえば、玉突き事故被害者となったある男性が、頭痛や身体のだるさといった症状があり、注意力が散漫になったために、むち打ちを発症したかと思われていたものが、高次脳機能障害を起こしていたということもあります。

高次脳機能障害は頭に衝撃を受けることで意識障害が出るわけですが、その症状のいくつかはむち打ちに似ていたり、高齢の方が玉突き事故被害者となった場合は、数日間の入院生活で体力・気力が衰えて老化が進んだ程度に思われてしまうこともあるようです。

実は、高次脳機能障害であれば、後遺障害等級の認定が受けられる場合があります。そして、後遺障害等級の認定が受けられれば、玉突き事故被害者としての慰謝料の請求も大きく変わってくるはずです。

ただし、玉突き事故被害者の方たちが、後遺障害等級の認定を受けるまでの心身の負担は思っている以上に大きいものです。

そこで、玉突き事故被害者となってしまった場合は、玉突き事故に詳しい弁護士に相談されてはいかがでしょうか。

玉突き事故案件に詳しい弁護士に任せることで、玉突き事故被害者の方の後遺障害の等級認定さえ変わることがあります。

玉突き事故被害者になってしまったら、菅藤法律事務所にご相談ください。

菅藤法律事務所 菅藤 浩三

この記事の著者・運営者:菅藤法律事務所 菅藤 浩三

福岡を拠点に、交通事故被害者の問題解決をサポートする現役の弁護士。弁護士歴約25年、2000件以上の交通事故案件を解決してきた豊富な実績を持つ。東京大学卒業後、合格率2.69%の司法試験に合格。整理回収機構の顧問弁護士や、日本弁護士連合会・福岡県弁護士会の委員を歴任するなど、交通事故分野における高い専門性と信頼性が評価されている。

当サイトでは、長年の経験と実績を持つプロの弁護士だからこそ書ける、信頼性の高い一次情報などを発信しています。

弁護士歴(抜粋)

  • 1992年

    司法試験合格

  • 1995年

    福岡県弁護士会に弁護士登録

  • 2004年

    整理回収機構 九州地区顧問 就任

  • 2006年

    菅藤法律事務所を設立

公的役職歴(抜粋)

  • 2010年~

    日本弁護士連合会「市民のための法教育委員会」副委員長

  • 2010年~2013年

    福岡県弁護士会「法教育委員会」委員長

  • 2014年~

    福岡県弁護士会「ホームページ運営委員会」委員長

  • 2015年~

    福岡県弁護士会「交通事故委員会」委員

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