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アンケート~宗像市30代男性の交通事故

  • 更新日:2020.6.25
  • 投稿日:2016.7.16

アンケート~宗像市30代男性の交通事故

    今回、示談交渉で初めて弁護士特約を使うこととなり、正直不安でしたが、菅藤先生がとてもわかりやすく説明してくれました。示談交渉もスムーズにやっていただき、感謝しています。ありがとうございました。
 160314福岡県宗像市30代男性ET海老原

 過去に菅藤に依頼していただいたご依頼者のご紹介でご依頼いただきました。
 
ご依頼いただいた時点では既に治療が終了しており、相手損保から金額提示を受け、この提示金額で示談するのが妥当か知りたいというご意向でした。

 金額提示文書を見たところ、慰謝料が受け取るべき金額から低いことはすぐ指摘出来たのですが、治療先が途中から整形外科でなく主治医の了解をとらずに整骨院に変更されている点が気になりました。
 なぜなら、整骨院への通院には医師による施術同意が必要であるとする裁判例も少なからず存在しているからです。

 そのため、裁判手続を介さない示談交渉で決着する必要がありました。相手損保の担当者と交渉を開始しわずか4日で菅藤が提示した金額満額での示談条件を引き出すことに成功しました。
 
ご依頼者は弁護士費用特約に加入されておられたので自己負担ゼロでした。

 こういう形で早期決着できたときは菅藤自身もすごくうれしいのですが、あらためて弁護士費用特約の有用さを感じます。
 仮にご依頼者が弁護士費用特約に加入されていなかったら、、、弁護士費用との兼ね合いで自分の正当な権利を実現することを躊躇せざるを得ない立場に置かれてしまうからです。

この案件は、宗像にお住いの30代の男性のケースですが、幸いなことに弁護士費用特約に加入されていたために、ご相談いただいてから相手方の損害保険会社との交渉までをスムーズに進めることができました。

交通事故の被害に遭った場合、まずはご自身が加入されている損害保険の契約内容を見直してみることは大切なことです。実は、損害保険に加入する場合は補償額などについては慎重に検討されるようですが、弁護士費用特約が付いているかどうかを失念しているケースも多く、多額の費用が掛かるのを覚悟で相談に来られる方もいらっしゃいます。

そして、相談に来られて初めて特約が付いていることがわかり、ほっとする一方、わかっていればもっと早く弁護士に相談していたのに、長く悩まずに済んだのに、と悔やむことも多いようです。このご依頼者の場合も、整形外科から整骨院への転院の際に前もってご相談いただければ、また別の展開があったかもしれません。

今回は、損害保険会社からの示談金の提示を受けてからのご相談だったわけですが、その内容などを精査して示談交渉に臨み、こちらで提示した金額に対して満額での示談が成立したことでご満足いただけたようです。たとえ、相手方の保険会社からの補償を得られるとしても、交通事故被害者及びそのご家族はさまざまな難題を抱えてしまうものです。そんな時、弁護士に頼っていただくだけで、霧が晴れたように解決の糸口が見つかると思います。

そして、自動車保険の更新時には、弁護士費用特約にどのような条件が付いているかを確認していただければと思います。


一口に弁護士費用特約といっても、損保会社によって、タイムチャージ利用を認めなかったり、消費税部分の負担を拒絶したり、弁護士へのいったんの前払いを要求したり(前払いを要求する会社の場合、重い怪我ほど弁護士への依頼が困難になりかねません)、労働災害の場面での利用を認めなかったり、自社約款で定める水準の支払に固執したり、いろいろ差があるのが実情で、いざ利用しようとした被害者が特約のメリットを享受できない思わぬ不利益を被る事態もかなり多くみられます。

 インターネットにも損保会社同士の差は分かりやすく整理されてはいないので、もっとも補償の厚い特約会社はどこか、消費者自ら勉強していく必要があるようです。

 


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