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このたびは大変お世話になりました。母(被害者)の事故から3年半以上過ぎても、相手保険会社からは誠意ある対応をしてもらえず、途方に暮れて姉とともに先生にご相談にうかがいました。
膨大な書類と相手保険の担当が何度も変わり詳細が分からなくなってしまった状態でしたが、的確に整理していただき、自己から6年経てはっと解決することができました。
想像以上に大変なご苦労をおかけしたことと思います。菅藤先生はじめ事務所の皆様、本当にありがとうございました。
インターネットで交通事故に強い福岡の弁護士を探しご依頼いただきました。
ご相談の時点では交通事故から3年半経過し、後遺症の等級認定を踏まえ、相手損保から賠償提示を受けていました。
しかし、そこに示された賠償提示額は、重傷を被ったお母さまと娘さんお二人が負担した付添交通費がほとんど入っていず、治療途中のリハビリ施設での家賃も全く斟酌されていず、しかも、過失割合として被害者に不利な数値が設定されており、被害者のご家族がとうてい納得できる内容ではありませんでした。
受任後、被害者のご家族からは膨大な領収書群をお預かりしました。入院雑費と重なるものも複数混在し、また、領収書群を出費の類型ごとに細かく区分する作業を先行させました。
交通事故から3年半が経過する間に相手損保の担当者も何度も変わり、担当者ですら全貌が把握できない状況だったので、可視化のための領収書の分類作業とデータ入力作業に半年近くの時間を費やさざるを得ない状況でしたが、事務局に適宜指示して作業を進めました。
相手損保も弁護士が就任したのですが、多くの品目で話し合いの方法ではかい離が埋められず、やむをえず裁判に移行しました。
裁判では、相手損保の主張する過失割合の数値が誤っていることを的確に指摘したほか、自費負担を余儀なくされた通院治療や、被害者の娘2人による付添の必要性について丹念に立証を展開していきました。
施設入所の際の体調については、介護施設の責任者や担当者と面談し、陳述書の作成提出も行いました。
双方の主張立証を尽くした後、膨大な証拠群を前に裁判官から和解勧試がなされ、高齢の被害者やご家族にとっては、どうにか終局決着を受け入れるだけの金銭条件であったことから、話し合いでの解決を受け入れました。