交通事故コラム
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交通事故コラム
交通事故のうち死亡事例がどの程度の割合なのか、そして死亡事故の原因や年齢別死亡者数など、統計が毎年発表されますが、実際にご家族が死亡された方たちにとっては、その数字を見るたびに苦痛を覚えるものかもしれません。ただ、警察庁交通局が行う死亡事例の特徴についての説明は、実際にどんな状況で事故が発生してしまうものなのか、そしてどんな状況が死亡事例を生んでしまうものなのか、昼間よりも夜間の方が死亡事故が起こりやすい等の注意を促す意味もあるのでしょう。
それを踏まえて、死亡事例の状況を見ると、やはり同じような大惨事に遭ったとしても、高齢者の場合は死亡事故となってしまうことも多いようです。福岡県の柳川でも、2016年12月に90歳の女性が軽トラックにはねられ死亡しました。死亡事故が発生した場所は、柳川の魚市場内の駐車場ということですが、この軽トラックを運転していたのも78歳という年齢でした。また、死亡事故の被害者である90歳の女性は、自営業ということですので、まだまだ現役で仕事をされていたと思われます。
では、死亡事例で死亡された場合、あるいは惨事に遭い高次脳機能障害となってしまった場合、保険会社からは逸失利益や休業損害の提示があるはずですが、働き盛りの男性と違って、一人暮らしの高齢の女性の死亡された場合は判断が厳しく、一般的に主婦に認められている家事労働への対価も評価されないことがあるようです。ただし、この柳川での死亡事故のように、被害者が現役で自営業として就労している場合は、基礎的な収入がどの程度あったのか、そして稼働可能期間なども踏まえて逸失利益が計算されるのでしょうが、やはり専門的な知識がなければ、保険会社との交渉にも困難が付きまとうものです。ご家族が死亡事故に遭われて弁護士にご相談いただくケースでも、この逸失利益についてのご相談が多くなっています。もし、福岡で死亡事例について弁護士の力が必要な時は、交通死亡事故に詳しい弁護士、菅藤法律事務所にご相談ください。