交通事故コラム
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交通事故コラム
交通事故被害者が知っておくべきポイント
「自転車横断帯」や「駐停車」に関連する交通事故のご相談をいただくこともあります。特に最近は、自転車や原付が関わる交通事故が増加傾向にあり、交差点付近や道路の狭い場所での接触事故、巻き込み事故が多発しています。
「自転車横断帯」とは何か?
自転車横断帯とは、交差点に設けられている自転車専用の横断用道路部分を指します。歩行者用の横断歩道とは区別されており、道路交通法では自転車はこの自転車横断帯を通行するよう定められています。
しかし、現実には自転車横断帯を使用せず歩道や車道を走行する自転車も多く、それが交通事故の原因になることもしばしばです。さらに、自転車横断帯を横切る車両が減速せず進行してしまうケースも多く、自転車側が被害者となる重大事故に繋がる例が少なくありません。
実際に、「自転車横断帯を走行中に右折車に衝突された」「自転車横断帯の前で突然ドアを開けられた」など、自転車横断帯にまつわる交通事故事例が数多く存在しています。
駐停車と「前後5メートル」ルールの重要性
交通事故が発生しやすい状況の一つに「駐停車中の車両」があります。特に注目すべきは、横断歩道や自転車横断帯の前後5メートル以内には駐停車してはならないというルールです。これは、歩行者や自転車の安全を確保するために設けられた重要な規定です。
この「前後5メートル」ルールに違反して駐停車している車両は、周囲の視界を遮り、歩行者や自転車が確認されにくくなる原因となります。たとえば、自転車横断帯の直前に違法に駐車された車両がある場合、自動車ドライバーは自転車の接近に気づかず、そのまま進行して衝突事故を起こすことがあります。
このような事故では、違法に駐停車していた運転者にも一定の過失が認定される可能性があるため、事故後の証拠収集や過失割合の主張において非常に重要なポイントとなります。
原付も例外ではない:自転車横断帯と原付の関係
交通事故というと四輪車と歩行者や自転車という構図が多いように思われがちですが、原付もまた交通事故の当事者になることが少なくありません。原付も道路交通法上は軽車両に分類される自転車とは異なる扱いですが、同じく道路の左側を通行するため、自転車横断帯や駐停車車両の影響を大きく受けます。
たとえば、原付が直進中に、自転車横断帯を通行している自転車と接触する事故や、駐停車している車両の「前後5メートル」以内から歩行者や自転車が急に飛び出してきて接触するケースもあります。
また、原付は四輪車と比べて車体が小さい分、死角に入りやすく、交差点付近や自転車横断帯周辺では特に注意が必要です。事故の過失割合では、原付の走行位置や速度、周囲の車両の状況などが重要な争点になることが多いです。
交通事故の被害者となった場合に取るべき対応
自転車横断帯付近での事故や、「前後5メートル」ルール違反による事故に巻き込まれた場合、まずすべきことは事故現場の記録です。駐停車車両の位置やナンバー、事故当時の道路標示、自転車横断帯の有無、双方車両のキズなどを写真で記録しておくことは、後の損害賠償請求や過失割合の主張において大変有利に働きます。
また、警察に必ず事故の届け出をし、実況見分調書を作成してもらうことも重要です。原付や自転車のように弱者側とされる車両であっても、証拠がなければ被害者としての正当な主張が困難になる場合があります。
事故の状況や法的な問題に不安がある場合は、交通事故に詳しい弁護士に早めに相談することをおすすめします。
菅藤法律事務所へご相談ください
本コラムでご紹介したとおり、「自転車横断帯」「前後5メートル」「駐停車」といったルールは、すべて交通事故を防ぐために非常に重要な意味を持っています。これらのルールを守らないことが、自転車や原付などの弱者に対する重大な事故へとつながるケースも多く見られます。
事故に巻き込まれた際は、冷静な対応と、的確な法的知識が必要不可欠です。特に「自転車横断帯」「前後5メートル」「駐停車」が事故原因と関連している可能性がある場合には、専門の法律家に相談することで、被害者の権利を守る大きな助けとなります。
福岡市中央区に位置する菅藤法律事務所は、交通事故案件に特化した法律事務所として、30年以上にわたり2000件以上の解決実績を誇ります。その豊富な経験と専門知識を活かし、被害者の方々の権利を守るため、日々尽力しております。特に重度の後遺障害や死亡事故など、複雑で困難な案件にも対応しております。代表弁護士の菅藤浩三は、交通事故に関する専門的な知識と豊富な経験を有し、これまでに獲得した判決は、交通事故専門雑誌にも多数掲載されております。
交通事故でお困りの方は、ぜひ一度、菅藤法律事務所までご相談ください。事故直後の対応から損害賠償請求まで、あなたの安心と未来のために全力でサポートいたします。