交通事故コラム

福岡県の自転車事故

  • 更新日:2024.11.19
  • 投稿日:2019.3.9

福岡県の自転車事故

車対車、あるいは歩行者対車など交通事故の被害に遭う状況はさまざまですが、自転車対車の事故によって重傷を負うケースも少なくありません。

特に子供が犠牲者となってしまう交通事故の中には自転車事故も多く、自転車に乗って横断歩道を渡っている時に車にはねられたとか、左折する車に巻き込まれたといった事故が多いようです。

福岡県でもたびたびそういった子供が犠牲になる自転車事故が発生して、福岡市でも小学生が自転車事故の犠牲になったり、自転車で横断歩道を渡ろうとしていた高校生が、左折するトラックに巻き込まれるという自転車事故が発生しています。

そんな影響もあり福岡県では交通安全子供自転車大会などを開催して、自転車の正しい乗り方や交通ルールを学んでもらうことで自転車事故の防止を目指しているわけですが、どんなにルールを守っていたとしても、無謀な運転をする車に遭遇してしまい事故に巻き込まれることもあるわけです。

小さな身体で車両のタイヤに巻き込まれるなど悲惨な事故もあります。自転車事故に遭わないためには、自転車に乗る年齢や乗れる場所を制限するなど自己防衛を図るしかないのかもしれません。

また、60歳代の男性が自転車での走行中に軽貨物車とぶつかり亡くなったり、普通車との事故で60歳代の男性が被害者となるなど、福岡県内での自転車事故も発生しています。最近は、高齢者の自動車運転免許証の返納が広まり、75歳程度をめどに返納の決心をされる方も増えているようですが、返納後は自転車に乗ろうという方も少なくないでしょう。

もちろん高齢者が自転車に乗る場合はご近所周辺というケースが多いようですが、自転車に乗っているのが高齢者だからと言って横を通る車がスピードを落としてくれるとは限りません。

中には、スピードを出した車が横を通ったことで驚き、転倒して怪我をする場合もあります。車が歩行者や自転車の横を通り過ぎる時には、十分な安全確認が必要とされているはずですが、実際に安全確認ができていないような走り方をする車両を見かけることも多いものです。

こういった自転車事故の場合は、主に車を運転する際の過失責任が問われ、被害者に対する慰謝料や賠償金が支払われることになりますが、被害者が歩行者ではなく自転車に乗っていたということで、保険会社が自転車側の過失割合を主張することもあり、場合によっては不利な立場に立たされることもないとは言えません。

明らかに車を運転する側の不注意であれば、相手の主張に押し切られることなく交渉を行うために、交通事故に詳しい弁護士の助言が必要ではないでしょうか。実は、自動車の運転に関しては、そのルールも事故に関しても一般的常識としてよく知られているわけですが、自転車事故となるとルールも法律上の規定もしっかりと認識されていないことも多く、責任のありかでもめることもあり、これまでの事例に詳しい弁護士がお力になれると思います。

また、最近は自転車事故と言っても、自転車にはねられて被害者となるような事故も増えています。たとえ、加害者が自転車に乗っていたとしても大きな事故になることがあり、自転車にはねられるといった自転車事故の被害に遭って、命を落としたという事例もあります。ただ、歩行中に自転車にはねられて被害者となった場合、加害者側が自転車損害賠償保険に加入していないこともあり、事故後の交渉がなかなか進まない場合もあるでしょう。そういった自転車事故の被害に遭った場合も、弁護士を間に入れて話し合うことをおすすめいたします。

福岡県での自転車事故でお困りの方もいらっしゃると思いますが、福岡県や九州・山口での自転車事故については、菅藤法律事務所にご相談いただければと思います。

菅藤法律事務所 菅藤 浩三

この記事の著者・運営者:菅藤法律事務所 菅藤 浩三

福岡を拠点に、交通事故被害者の問題解決をサポートする現役の弁護士。弁護士歴約25年、2000件以上の交通事故案件を解決してきた豊富な実績を持つ。東京大学卒業後、合格率2.69%の司法試験に合格。整理回収機構の顧問弁護士や、日本弁護士連合会・福岡県弁護士会の委員を歴任するなど、交通事故分野における高い専門性と信頼性が評価されている。

当サイトでは、長年の経験と実績を持つプロの弁護士だからこそ書ける、信頼性の高い一次情報などを発信しています。

弁護士歴(抜粋)

  • 1992年

    司法試験合格

  • 1995年

    福岡県弁護士会に弁護士登録

  • 2004年

    整理回収機構 九州地区顧問 就任

  • 2006年

    菅藤法律事務所を設立

公的役職歴(抜粋)

  • 2010年~

    日本弁護士連合会「市民のための法教育委員会」副委員長

  • 2010年~2013年

    福岡県弁護士会「法教育委員会」委員長

  • 2014年~

    福岡県弁護士会「ホームページ運営委員会」委員長

  • 2015年~

    福岡県弁護士会「交通事故委員会」委員

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