交通事故コラム

車両事故に遭った場合に支払われる保険金の仕組み

  • 更新日:2022.2.16
  • 投稿日:2017.5.17

車両事故に遭った場合に支払われる保険金の仕組み

 車両事故が発生する際のシチュエーションでは、追突事故が最も多く、追突による車両事故の件数は年間でも全国で20万件を超えています。自動車を運転する人にとってみれば、車両事故、特に追突事故は他人ごととは考えられない状況です。

  もし車両事故の被害に遭ってしまった時、人身被害の適切な賠償金を受け取るためには、専門的な知識が必要となります。

 車両事故の人身被害者に支払われる保険金、その慰謝料には自賠責保険基準、任意保険基準、裁判所(弁護士)基準の3つの基準があります。

 車両事故により保険会社が提示する当初の保険金の中の慰謝料の金額は、弁護士に依頼していない場合に自賠責保険基準で算定されることが大半で、3つの基準の中で最も低い金額となります。車両事故を経験するのが初めての方にとっては、保険会社が提示してくる金額は当然妥当なのだろうと思うでしょうが、その保険金の基準が適正な金額とはいえず、交渉次第で慰謝料が上がることが大いに期待できます。

 自賠責保険は自動車を運転する人が必ず加入する強制加入保険であり、車両事故が起きた際に最低限の補償をすることが目的です。

 任意保険基準は自賠責保険よりもカバーする範囲は広く、支払基準も高めに設定されています。

 裁判所(弁護士)基準は、保険会社の意向に左右されず客観的で、公正な基準であるため、保険金の額は任意保険よりもさらに高額となります。

 保険金の基準だけで見ても明らかなように、車両事故の被害に対する適切な賠償金額を獲得するためには法的な知識をしっかりと理解し、経験を積んだ上で、交渉を進めていく必要があります。

 医師が専門分野に特化しているように、弁護士にも各々得意分野が存在します。特に車両事故は医学的な観点など、様々な角度からも考えなければならないため、専門性が高い分野といえます。

 菅藤法律事務所は、25年以上にわたり福岡市中央区の大濠公園のそばで2000件以上の車両事故の案件に取り組み解決してきました。
 車両事故を得意とする弁護士である菅藤法律事務所にお任せください。1階に無料駐車場があります。

菅藤法律事務所 菅藤 浩三

この記事の著者・運営者:菅藤法律事務所 菅藤 浩三

福岡を拠点に、交通事故被害者の問題解決をサポートする現役の弁護士。弁護士歴約25年、2000件以上の交通事故案件を解決してきた豊富な実績を持つ。東京大学卒業後、合格率2.69%の司法試験に合格。整理回収機構の顧問弁護士や、日本弁護士連合会・福岡県弁護士会の委員を歴任するなど、交通事故分野における高い専門性と信頼性が評価されている。

当サイトでは、長年の経験と実績を持つプロの弁護士だからこそ書ける、信頼性の高い一次情報などを発信しています。

弁護士歴(抜粋)

  • 1992年

    司法試験合格

  • 1995年

    福岡県弁護士会に弁護士登録

  • 2004年

    整理回収機構 九州地区顧問 就任

  • 2006年

    菅藤法律事務所を設立

公的役職歴(抜粋)

  • 2010年~

    日本弁護士連合会「市民のための法教育委員会」副委員長

  • 2010年~2013年

    福岡県弁護士会「法教育委員会」委員長

  • 2014年~

    福岡県弁護士会「ホームページ運営委員会」委員長

  • 2015年~

    福岡県弁護士会「交通事故委員会」委員

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