交通事故コラム

交通事故の後遺症で被害者請求をお考えならぜひ弁護士に

  • 更新日:2023.9.1
  • 投稿日:2023.9.1

  交通事故によりお怪我をされた交通事故被害者のなかには、長期間の熱心な治療の甲斐なく後遺症が残存してしまったという方もいらっしゃいます。残存してしまった後遺症に対する金銭補償を受けるためには、残存した後遺症について自賠責で後遺障害等級認定を受ける必要があります。

  残存した後遺症を後遺障害として認定してもらえると、後遺障害の補償項目として、障害の程度に応じた後遺症慰謝料と逸失利益を加えることができますので、後遺障害認定申請の手続きはその後の損害賠償金額を大きく左右する大切な手続きとなります。
 

Cars For Sale Stock Lot Row. Car Dealer Inventory

   交通事故で後遺障害の認定を受けるための申請方法は2つあります。

◆事前認定 

  後遺障害診断書だけ主治医に作成してもらい、被害者はそれを加害者側の任意損害保険会社に送るだけで済みます。交通事故被害者の方にとっては書類を揃える手間が少ないのが何よりのメリットです。
 しかし、事前認定では加害者側の損害保険会社が用意した、審査にとって形式的に必要な最小限の分量の資料によって後遺障害の有無や等級の認定が審査されることになるため、交通事故被害者に残存した後遺障害の状態がより詳細に伝わりにくいというデメリットがあります。

  そのせいで想定よりも低い後遺障害等級の認定を受けたり、後遺障害非該当認定を受けたりするというケースがないとは言い切れません。そのほか、加害者側の損害保険会社が資料を提出際に、交通事故被害者にとって不利な情報を混在させられている危険も完全には否定できません。

◆被害者請求

  後遺障害診断書のほか、症状固定日までの診断書・診療報酬明細書のほかに、各病院で撮影した全ての画像データを、交通事故証明書に載っている加害者が加入する自賠責保険会社の受付窓口に直接送付する必要があります、加害者側の任意損害保険会社に提出するのではなく。
 任意損害保険会社の協力なく後遺障害審査手続に必要なすべての資料を交通事故被害者側でそろえ必要があるため、資料収集に手間がかかります。事前認定と比べると、交通事故被害者の手間は明らかに多いのがデメリットです。
 しかしながら、むち打ち症のほか、後遺障害診断書以外にも典型的な書式では説明しきれない症状や所見を裏付ける資料を添付するなど、より実態を詳細に説明するための資料を提出しやすく、後遺障害等級の認定を受けられる可能性を事前認定に比べて高めることができるのではないかと経験上感じます。これがメリットです。
 事前認定と異なり被害者請求では、自賠責にて後遺障害認定がおりた時点でただちに定額の自賠責保険金を自賠責から直接受け取ることができます。

 ここまで、後遺障害認定を受けるための申請方法2つについてご説明しましたが、これまで取り扱ってきた中では、今後の損害賠償金額などを大きく左右する後遺障害認定手続を加害者側の任意損害保険会社に任せてしまうことに抵抗があると感じられる交通事故被害者の方が多く、申請方法としては事前認定よりも被害者請求を選択される被害者の方が多いです。

 とはいえ、デメリットとして指摘したとおり、交通事故被害者となり、後遺症が残存してしまうようなお怪我をされた被害者の方は怪我の治療だけでも大変なのに、独力で資料収集など慣れない作業に追われることに負担を感じられる方も少なくないかと思います。実際、いざ交通事故被害者請求で後遺症を申請しようとしても、どのような書類をどうやって揃えればよいのか、さらに、どのような書類を追加添付すれば残存している後遺障害についてより実態に則した認定を獲得する確率を上げることができるのか、弁護士などの専門家に相談しないまま、ご自身だけで手続きを行うことは大変難しいのが実情です。

 このように、後遺障害の認定を受けたいと考えているものの、どうしたらいいのか分からない、被害者請求をしたいが方法などよく分からないという交通事故被害者の方はぜひ交通事故に強い弁護士にご依頼ください。
 

 菅藤法律事務所はこれまで25年以上にわたり、交通事故案件を専門として取り扱い、2000件以上もの案件を解決してまいりました。交通事故に強い弁護士を探しているということで、福岡県内だけでなく、九州各県や山口県にお住まいの方からのご依頼も多数お受けしておりますので、事例の取り扱いも豊富です。当事務所でお受けしている様々な交通事故案件のなかで交通事故被害者請求を行っている事例は多数ございますので、交通事故被害者請求の申請経験も豊富です。交通事故被害者請求をご希望の方、交通事故被害者請求に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ菅藤法律事務所にご相談ください。

 菅藤法律事務所は福岡市中央区の大濠公園そばにあります。最寄り駅は福岡市地下鉄大濠公園(福岡市美術館口)駅ですので、公共交通機関を利用してお越し頂く際のアクセスも良好です。

また、菅藤法律事務所1階には無料でご利用いただけるお客様駐車場をご用意しておりますので、お車でお越しの方も時間を気にせず、安心してご相談いただくことができます。

人身被害を伴う交通事故被害者の方に限り、初回のみ無料にて相談を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

ページトップ