交通事故Q&A
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交通事故Q&A
久留米市で中型バイクを運転して時速20kmで第1車線を走行して、交差点にさしかかろうとしたとき、第2車線を走行していたクルマが、私の右前数mのところで、いきなり左ウィンカーを出すと同時に、ハンドルを左に切ってきました。
私は自分の眼前にあらわれた自動車にびっくりして急ブレーキをしましたが、クルマの左リアドアに中型バイクがぶつかる形になりました。ぶつかった直後、原付バイクが右側に傾いたので右足を地面についてふんばり、バイクの横倒しは避けられたのですが、右膝にぐきっという強い痛みが走りました。
交通事故の現場から救急車で運ばれて右膝の画像MRIを撮影したところ、明瞭に右膝内側半月板損傷の状況にあることが判明しました。
交通事故から半年間、半月板を切除せず、整形外科で周辺の筋力を強化する保存リハビリ治療を継続したのですが、右膝が常時痛み、屈伸運動もできず左膝に比べ可動域が30%制限された状態で、症状固定となりました。
これから後遺症の申請をするのですが、どのくらいの等級認定が見込まれるでしょうか?
交通事故の被害者になる場面はバイク乗車中ということもよくあるのですが、バイク乗車中の場合は自動車に乗車中のときと比較すると、骨折や靭帯断裂など画像所見を伴う重大な被害にいたる傾向がより高いといえます。
バイク乗車中の場合には自動車と同じくらい高速で走行していながら、自動車のように身体がボディで囲まれたりシートベルトやエアバッグで保護されているのでなく、生身の肉体が外部に露出しており、身体を保護する硬度のものはヘルメットくらいしかないのですから。
また、一般にバイクは自動車に比べ車体が小さく軽量であるため、衝突の際に作用反作用の法則で弾き飛ばされる度合いが大きいといえます。
そのため、バイク乗車中の被害者は、後遺症が残る重篤な怪我を被られたり、最悪亡くなられる危険が自動車乗車中に比べ多いといわざるをえません。
ご質問のQでは、画像上の器質的変化により、受傷部位の疼痛や可動域制限の持続が他覚的に証明されている様子ですので、治療途中で後遺症を否定するほどの症状軽減が介在していたりしなければ、12級7号の後遺症が認定される確率が高いと予測されます。
バイク乗車中にQと同様のケースで、12級7号が認定され、労働能力喪失期間は満67歳まで、労働能力喪失期間は10年間、被害者の過失は0%と認定した大阪地裁2012/2/27自保ジ1880号96頁があります。
バイク乗車中に交通事故に遭遇され、後遺症の見込が気になる人身被害者は、交通事故に強い福岡の菅藤法律事務所による、無料弁護士相談をお気軽にご利用ください。