後遺症の痛みを表現するオノマトペはどんなものがあるの?

Question

後遺症の痛みを表現するオノマトペは例えばどんなものがあるの?

Answer オノマトペはフランス語で、本来はモノが発する音を真似て字句で描写する擬音語を指します(例:ピシピシ、にゃおーん)。しかし、日本語では、状態や心情など音のしないものまで音で描写する擬態語も含まれます(イライラ、ニヤニヤ)。

 さて痛みは目に見えないため、感じている当事者が他人にこれを直接伝えることはできず、周囲の理解を得られず辛い思いをしている患者も少なくないでしょう。
 その補助手段としてオノマトペを用いて伝えるのが便利です。患者が医師に伝える際に、オノマトペを豊富に活用できれば、痛みの内容が微妙に変化している場合もそのニュアンスを一言で伝え、上手く記録化してもらいやすくなるでしょう。

 といっても、どんなオノマトペがあるのか、改めて調べるといっぱい見つかりました。下記に挙げるのはその一例です。

 ガンガン・ピリピリ・ズキズキ・ズキン・ジンジン・ズーン・キリキリ・ゴリゴリ・ピキピキ・ビリビリ・チクチク・ドクドク・ズンズン・ズキンズキン・ギュー・ゴキゴキ・ギリギリ・ジクジク・ヒリヒリ・ドーン・ガクガク、、、

 例えば、ビリビリはしびれるような痛み、ジンジンは焼けるような痛み、チクチクは針で刺すような痛み、オノマトペによってそのニュアンスに違いあることは同意いただけるのではないでしょうか。このようにオノマトペ表現は医療の専門家でなくても患者が医師にこれを端的に誤解なく伝え、それを聞いた医療の専門家も痛む当事者でなくても患者の認識を共有しやすいという利点があります。
  オノマトペを駆使することで、診療主体と客体とのよりよいコミュニケーションが実現しやすくなります。

 ちなみに、オノマトペには方言があります。たとえば「耳ぬひっすいひっすいすん」というオノマトペは耳がどうなっていることだと思いますか。沖縄の首里あたりで耳の表面がヒリヒリするという意味なんですよ。東北や琉球など独特の言葉を持つ地域では医療現場で方言のオノマトペの研究も進行中とのことです。